例えばVPN接続※を行う環境などでは、ライセンスサーバを検索する際、通常より時間を要します。
(※VPN環境でのご利用は推奨しておらず、VPN利用に起因する問題はサポートの対象外となりますことをご了承ください。)
このような場合に接続タイムアウトが発生してライセンスを取得できず、BricsCADを起動できないことがあります。
この場合は、クライアントPC側で環境変数「RLM_CONNECT_TIMEOUT」を作成して値を大きく設定し、タイムアウトの発生を回避するようにして下さい。
【操作方法】
- スタートメニューよりコントロールパネルを開き、
[システムとセキュリティ]-[システム]-[システムの詳細設定]をクリックします。
システムのプロパティダイアログが表示されます。
- ダイアログ内[詳細設定]タブをクリックし、[環境変数]ボタンをクリックします。
環境変数ダイアログが表示されます。
- [環境変数]ダイアログボックス下側、「システム環境変数」の項目にある[新規]ボタンをクリックします。
- 変数名に「RLM_CONNECT_TIMEOUT」と入力し、変数値に例として「20」と入力します(=20秒)。
※単位は秒となっております。
また、値の最小分解能は5秒であるため、5の倍数以外の値は切り捨てされます。
- [OK]ボタンをクリックし、すべてのダイアログを閉じます。
- 上記でも改善しない場合は、同様の操作で環境変数「RLM_COMM_TIMEOUT」を作成してください。
※「RLM_COMM_TIMEOUT」では単位がミリ秒となることにご注意ください。
例:7000=7秒
[補足]
RLM_CONNECT_TIMEOUT:サーバーとの接続を確立するまでのタイムアウト時間を定義します。
RLM_COMM_TIMEOUT:サーバーからのメッセージの受信待ちを行う時間を定義します。